さぁ、今こそ陰謀論と向き合おう
今こそ陰謀論と向きあおう
ムーという雑誌がある。オカルト雑誌として90年代には世紀末思想を広げるのに一役買った雑誌であり、今なおその分野のトップ雑誌である。いわばオカルト界のNewtonともいえる。
さて、先の参議院選挙において、陰謀論という単語をよく耳にする。三宅洋平が震災の時に「あれは地震兵器のせいだ」という発言を行ったことやそもそも今回の選挙自体が票を操作されてるから投票しても無駄だというものまである。
ここで記事を書く上でのスタンスを明確にしよう。
僕はただ、陰謀論をまともに考えることは愚かなことであると思う。ただそれは陰謀論だけでなくて、どんなニュースであってものそれらが100%正しいと思うことがありえない。かつて野田洋次郎が「37458」の歌詞のいたように「絶対なんて絶対ない」のである。まぁ「それはもうすでに絶対です」と続けるところこそが彼の魅力であるとは思うのだが。
とは言いつつも、エンターテイメントとしての陰謀論はとてもおもしろい。
今なお続く源氏と平家の戦い
源氏と平家が今まで源平の合戦を続けているという話がある。源平の合戦とは東の源氏と西の平家で別れて戦っていた一連の戦いのことを示す。この戦いは、平家が壇ノ浦の戦いで負け終わる。
しかし、ここで実は平家は生き延びており、今なお源氏との戦いを続けているというのが、源平交代思想と呼ばれる陰謀論である。概略は歴史上の戦いは源氏と平家の末裔たちによって争われてきたというものだ。四畳半神話体系で言えば代理代理代理代理代理戦争のように行われてきたともいえる。以下の様な遍歴を辿ったと言われている。
平家(北条一族)→源氏(足利氏)→
この話には続きがあって、現在の政局もその源氏と平家の争いの構図になっているそうだ。自民党は平家の末裔で、民主党(民進党)は源氏の末裔が歴代の代表になってきたという話まである。
まぁ、ここまでくると怪しさは増すばかりなのだが、史実で確認が取れている現代まで続く源平合戦もある。それは紅白歌合戦である。正確に言えば赤白が戦うもの全てなので運動会などもこれに当たる。かつて、源氏は白旗を、平家は赤旗を印とし戦ったことからこれらの戦いでは、黒や青ではなく赤と白が用いられるのである。詳細は以下を参照してほしい。
陰謀論を効果的に使う
かくいう陰謀論というものは眉唾のものが多いが、知っておくと歴史への興味が湧くし、あるとき急にそういう話ができる周りの大人たちと差をつけるチャンスだと思ったりもする。どんなにくだらない話でも知っておいて損はない。
最後に冒頭に触れた地震兵器だのなんだのの話をしよう。この映像はリアルタイムで中継されていた映像であり、今なおなぜこのように海の向こうが光っているのかは謎である。信じるか信じないかはアナタ次第。