サブカル備忘録

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帰ってきたヒトラーとウルトラマン

帰ってきたヒトラーを見てきた。ネタバレにならないようにあらすじを説明する。ヒトラーがタイムワープして現代に蘇り、ドイツで人気のヒトラーのものまね芸人として有名になっていく。その後、ヒトラーは再び人気者になってしまい、、、という話である。

 

 

 

ヒトラー=100%悪人?

ヒトラー=悪というイメージは多くある。ホロコーストなど彼が行った民族浄化などはもちろんそう思う。しかし、彼は独裁政治を行い私利私欲のために政治をし、戦争を行ったわけではない。彼はきちんと民主的なステップを経て、総統の地位まで上り詰めた。また、彼は常にドイツ国民のことを考えていたのだ。むしろ誰よりも強く考えていた。だからこそ、ドイツ国民を強くするために他の勢力を粛清するという結末になった。

 

帰ってきたウルトラマンは誰なのか?

 さて、少し話は変わるが、「帰ってきたOO」といえばウルトラマンが思い浮かぶ人も多いかもしれない。ただ1971年に放送されていたものであるため、幼少期にビデオで見た記憶はある。ストーリーは、タイトルから想像できるようにウルトラマンがまた地球の危機のために帰ってきて、怪獣を倒すというストーリーである。

ただ、この話には意外な事実がある。それはこの「帰ってきたウルトラマン」は前作まで出ていたウルトラマンとは別人なのだ。つまり帰ってきていないのだ。正確に言えば、同じ種族であることは違いがないため、確かに間違ってはいないのだが別のウルトラマンなのだ。

簡単に言えば、「帰ってきた小泉」で小泉純一郎が政界復帰したのかと思っていたら、進次郎だったということだ。

 

 

ヒトラーは帰ってくるのか

なぜいきなりウルトラマンの話になったのか。帰ってきたヒトラー帰ってきたウルトラマンの関係を考えてみよう。

帰ってきたウルトラマン」のウルトラマンが別人であることを見てきた。しかし、この映画「帰ってきたヒトラー」はヒトラー本人なのである。もちろんこれはフィクションだからあり得る話だが、現実を考えるならばヒトラーが生き返ることはない。けれども「帰ってきたヒトラー」として別のヒトラーが生まれる可能性は十分にあると考えられる。

ウルトラマンは、怪獣という悪を倒すヒーローであった。では、誰が悪を悪だと認定するのか。

それは大衆である。国民である。だが、悪を悪だと決められるほど頭の良い大衆なのだろうか?帰ってきたヒトラーを見るとこのことをより深く考えることができるはずなので是非オススメです。