サブカル備忘録

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indigo la Endはメジャーになれるのか?

川谷絵音を取り巻く環境はここ数年で恐ろしく変化した。正直、ベッキーと不倫しただけでここまで盛り上がるなんて思ってもみなかった。まぁ、他人の性生活に興味があるような日本国民が一番ゲスだけれども。そんなゲスの極み乙女のボーカルとして有名になった川谷絵音のもう一つのバンドindigo la Endについて考える。

 

 

 

indigo la Endは迷走中

最近、indigoの目指す方向が分からなくなっていると感じる。別れの歌とかで哀しさを出すしている。けれども、何かそれにも限界がきている気がしてならない。

メジャーに行って売れたバンドが音楽番組に出るたびに、ツイッターでは「遠く感じる」「昔のがよかった」というコメントが増える。昔の曲のが良いというのは、裏を返せば今はダメだということだ。もちろん今の曲を聞かないでそう発言している人も多くいる。けれども、最近の曲も聴いた上で、やはり昔の曲のがよいと感じてしまう、僕の主観を基に以下では話を進めていく。

 

ではなぜ、昔の曲が良いのか?それは個別の歌詞の意味はわからないが、全体として感情が伝わるからだ。インスツルメンタル(歌詞のない音楽)のような良さがあるのだ。歌詞の意味なんてわからなくても良いとは思わないが、筋道だっている必要はない。

また、歌詞のテーマが分かりやすすぎる気もする。別れの曲です!みたいなイメージが強すぎてそれ以外の解釈の余地がない。悲しさを歌ってるけど悲しさしかない。悲しいしいし、しい。時にはしくもあったり、実はそういう感情になれることが少しだけしかったりする。

そういう多様性がなくなってきている気がする。今のまま行けば、もはや別れの押し売りにになる日もそう遠くない。

 

indigo la Endはメジャーバンドになれるのか?

かつて、絵音さんはMCで「indigoはインディーズとしてやっていくつもりだったが、この機会に(ゲスがメジャーデビューする機会)メジャーに行くことにした」という話をしていた。

あの難解な、一見すると何を言っているのか分からない歌詞のバンドがメジャーバンドになれるのか?という気持ちにもなったが、ここ最近で確実にindigoは変わった。

いわゆる売れ線になったということなのかもしれない。

メジャーなバンドという概念さえももはや曖昧である。少し前の考えで行くと、テレビで流れた曲はメジャーな曲だ。だから、メジャーアーティストでもテレビで流れなければメジャーではない。幸い、indigoはゲスに比べればそこまでのテレビ露出がない。だから、indigoはまだそこまで筋道建てた話にしないで、もっとひねくれた歌詞で、意味のわからないことを歌ってもいいじゃないか

 

ツアーの各公演の最後に演奏された「素晴らしい世界」は、何に対してのさよならだったのか?

それにさえも意味がなくなってしまったとは思いたくない。

さようなら、素晴らしい世界

さようなら、素晴らしい世界