Mirrazの快進撃、はじまる
以前、こんな記事を書いた。
言葉を選ばなければ、「The Mirrazは昔流行ってたバンド」だと思われている。
だが、今、そのミイラズの快進撃が始まっている。
配信リリースシングル
The Mirrazといえば時事ネタが大得意なバンドである。
なんでも噛み付くバンド、といえば今やキュウソネコカミなのかもしれないが、そのキュウソネコカミのVo,ヤマサキセイヤも学生時代から、ミイラズの大ファンであることを公言している。
ただ、キュウソにも超えられなかった壁があった。
それはリリースタイミングのズレだ。
新曲のインタビューで良くアーティストは、「前のツアーの時に作りました」と言う。それは、大抵1年もしくは半年前だったりする。時事ネタの曲を1年後に出してもウケるわけがない。
では、配信リリースはどうか?
アーティストが制作する都合のみで作成することが可能であるため、そのタイムラグを少しでも減らすことができる。
今回の新曲「Ningenno Switch」の元ネタを言うまでもないが、明らかに1年後にリリースしたのではおそすぎるのだ。
だから、この配信リリースこそ、Mirrazの最高の武器になり得ると思う。
カメラ、ビデオ、演出、全部自分でやるバンド
曲はもちろん、グッズもデザインする、ジャケットも書く、写真もとる、ビデオも編集する。
The Mirrazは、というよりも畠山はなんでもやる。
今までのアルバムはもちろんのこと、配信限定シングルでもその才能は発揮されている。
Ningenno Switchは、ペンタッチのイラスト
レゾンデートルの存在理由は、イギリスで撮った写真
D.O.G is G.O.Dは、カラーイラスト
もしかしたら、必要に迫られてなのかもしれないが、テイストの違うジャケットをこのペースで出せる畠山は仕事のスキルが以前より確実にアップしている。
ついに映画の主題歌に
ついにミイラズにも映画タイアップの話がきた。
The Mirrazの「NEW WORLD」は、5月27日全国公開の「夜空はいつでも最高密度の青色だ」の主題歌になった。
新曲ではなく既発売の曲ではあるが、だからこそミイラズが生かされているとも言える。
お題があって書くタイアップよりも自由に書いた曲であるため、個人的な歌詞であり、それがタイアップを勝ち取るという理想とも言える形で実現されている。
映画も面白いので、是非、劇場で見ると良いと思います。